ヨーロピアン・ピアノ

イグナス・ベーゼンドルファー

ベーゼンドルファーは1828年にイグナス・ベーゼンドルファーによりウイーンで創業されました。170年余りの長い年月に培われた技術を忠実に守り続けているピアノです。豊かな倍音を含むカンタービレでレガートな音は"ウインナートーン"と呼ばれています。単に強く華やかな音のみの追求だけでなく、ひとつひとつの音を美しく持続させることを考えて作っているように思います。このことから"シンギングトーン"とも言われています。ボディーは響板と同じスプルース材を使用し、カーブも1枚板を曲げて造られています。つまり、ピアノの音を箱全体で鳴らす設計になっています。また、低音側に拡張されたエクステンドベースを持つモデルは標準の88鍵に対し97鍵まで拡張されており世界最大のピアノとなっています。

ルードヴィッヒ・ベーゼンドルファー
ルードヴィッヒ・ベーゼンドルファーと社員達(工場前にて)


ベヒシュタイン

ベヒシュタインは、1853年に、カール・ベヒシュタインによってベルリンで創業されピアノのストラディバリウスと呼ばれています。かのリスト、ドビュッシー、シュナーベル、ケンプらを始め、数多くの著名な音楽家から絶賛されました。創業期にあったヤマハが、模範とすべきメーカーを選んだのがベヒシュタイン社であったというのは有名な話ですね。
ベヒシュタインは、音の立ち上がりが速く、その音色は甘く透明感があり、繊細に響きます。リストやドビュッシーらは、非常に和音の多い曲であっても、意図する旋律を綺麗に表現する上で最適であったため、生涯に渡りベヒシュタインを愛し続けました。
また、ベヒシュタインは音色がノーブルなためか世界の64ケ国の王室に納入され、日本の皇室にも納入されています。スタインウェイが演奏会用のピアノとして最高ならば、ベヒシュタインは世界で最も高貴なピアノと言えます。
参考:「ベヒシュタイン物語」戸塚亮一著


ザウター

ザウターの創立は1819年で、現存するピアノメーカーの中ではドイツで2番目に古い伝統をもつ、ピアノメーカーです。(世界の3大ピアノと言われる、スタインウエイ・ベヒシュタイン・ベーゼンドルファーよりも約30年も古い。)創業以来175年、5世代に亘る歴史を持ち、その工場は、ドイツ南部のシュバルツヴァルト(黒い森)の中央部、針葉樹の森の真ん中にあります。ザウターは響鳴板をできるだけ薄くし、かつ球状に膨らませることによって、ボリュームある明るく開放的なブリリアントな音を作り出しています。


プレイエル

プレイエルはショパンが愛したピアノと言えばおわかりでしょう。ショパンはプレイエルの歌うような音と、軽快なタッチに魅せられプレイエルピアノを生涯に於いて愛用しました。プレイエルの創始者であるイグナース・プレイエル(1757-1831)は作曲家であり、又、その後継者カミュ・プレイエル(1792-1855)もピアノをデュセックに学んだ代々音楽家の家系です。フランスの名ピアニスト、アルフレッド・コルトーが日本での演奏会に於いて聴衆をうならせたピアノとしても有名です。


<輸入中古ピアノ>

ベヒシュタイン&サンズ、ベーゼンドルファー、スタインウェイ、グロトリアン、etc

東洋ピアノ製造株式会社

ショールーム:東洋ピアノ製造株式会社 浜松市船越町34-25 TEL0538-66-6010


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